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A. 米国撮影監督協会(ASC)の委員会が定めた、映像のルックをワークフロー間で便宜的にやりとりするパラメーターで、CDLとはColor Decision Listのことです。

ASC-CDLには、RGBのそれぞれにスロープ、オフセット、パワー、サチュレーションを調整するパラメーターがあり、スロープはネガフィルムのガンマに相当するパラメーターで特性曲線の傾きを調整します。オフセットはフィルムのプリンタライトに相当するものでカメラの感度を変えることと同様の効果があります。パワーはビデオのガンマに近いもので中間トーンのブライトネス調整として使われています。サチュレーションは色の濃さを調整します。例えば撮影現場で、LogデータにASC-CDLのパラメーターを適用したルックをポストプロセス時に反映させる、などのように使うことができますが、元々カラーマネージメントを目的としていない便宜的なものであり、ガマットの設定ミスによりルックが一致しないなどの恐れもあるため、カラーグレーディング作業は別途行う必要があります。