ラージフォーマット対応シネレンズ

ZEISS スプリームプライムレンズ

ZEISS Supreme Prime

スプリームプライムはラージフォーマット対応の軽量小型ハイスピード単焦点レンズシリーズです。T1.5の明るい絞り、ほどよいシャープネス、そしてなめらかなフォーカシング描写が特長的な表現を創り出します。シュプリームプライムはスーパー35mmでもフル35mmでも、妥協のない高画質が求められる作品に最適です。レンズのディストーションとシェーディングの補正データを含む、先進的なXDレンズデータの出力にも対応しています。

  • 継 - TSUNAGERU -

    「継 - TSUNAGERU - 」は、撮影監督佐光朗(JSC)氏が、Supreme PrimeとSONY VENICEを用いて撮影した短編作品です。岩見神楽の伝統を守り、それを代々継承していく人々の姿が生き生きと捉えられています。日本ならではの空気感、伝統衣装の色彩美、Supreme Primeならではのなめらかなボケ味とシャープ過ぎないエッジ表現が特徴的です。

  • シネマティックな映像を紡ぐ、ラージフォーマット対応と明るい開放値

    Supreme Primeは、デジタルシネマカメラのラージフォーマットセンサーに最適化されたシネレンズとして、現在から将来にわたり理想形であり続けるよう設計されました。ラインナップの多くのレンズが開放絞り値T1.5と非常に明るく、低照度下でも高い描写性能を発揮することができるほか、暗部でもハイライトでも繊細なニュアンスの描写が可能なため、ラージフォーマットの映像制作に大きな自由度をもたらすシリーズです。

  • The Wings | Supreme Prime 200mm

    Supreme Prime 200mmのみで撮影された『The Wings』。数多くの映画やドラマを手掛けてこられた会田正裕氏(JSC)による作品です。「200mmだけというのは難しいと思ったけれども、狭いからこそ広い、見えていないからこそ見える世界があるのだという、大きな気づきがありました。日本のプロフェッショナルの力を集結し、世界に発信できたことは大きな喜びとなっています。」と語られています。BTSでより詳しく解説されていますので、ぜひ併せてご覧ください。

  • 美しいアウトフォーカス描写と上質なボケ味

    Supreme Primeのルックの特徴として、重要なポイントがボケ味です。フォーカス面からアウトフォーカス域へと滑らかにつながっていくようなボケにより、映像に豊かな質感と深みが生まれます。最新の光学技術を駆使し、繊細なコントラスト再現にもこだわりを持って設計されており、暗部や中間域のディテールを鮮やかに描き出せるため、カメラのダイナミックレンジを最大限に引き出し、最新のHDRワークフローにも最適な映像を撮影することが可能です。

  • 万能な表現力と穏やかなシャープネス

    Supreme Primeは、クリエーターが思い描く映像表現を巧みに生み出すための豊かな表現力を備えています。レンズのヌケがよく、被写体をクリアにとらえることができるため、演者の心の機微を写し取るような表現が可能です。また、特にスキントーンのように重要な質感再現においては、あえてシャープネスを抑え、輪郭をくっきりとさせつつもオーガニックで自然なルックを再現するように調整されています。

  • The Circle | Supreme Prime 15mm

    『The Circle』はSupreme Prime 15mmのみで撮影された作品です。監督はJimmy Vi氏、木津俊彦カメラマンによる撮影です。カメラはSony Veniceのフルフレーム3:2フォーマット。超広角レンズながらディストーションが非常に少なく、かつ補正感が抑えられ自然な雰囲気に仕上がっています。 Supreme Prime 15mmは「超広角レンズは大きくて重くて暗い」という一般常識を覆し、レンズ前枠径114mm、全長149mm、重量2.24kg と小さく軽い設計ながら、絞り値もT1.8という明るさを実現しています。

  • 映像制作全般にわたる高い効率性と信頼性

    Supreme Primeに搭載された、ZEISS eXtended Dataテクノロジー(XD)を有効活用することで、VFXを多用する作品の撮影現場と編集ワークフローを効率化するレンズメタデータを得ることができます。XDは、すでに実績のあるCooke/i方式による基本的なレンズデータに加えて、レンズのディストーション補正データとシェーディング補正データを統合して出力します。レンズの焦点距離、実撮影距離、実T値、被写界深度などの情報が1フレームごとに正確に記録されることにより、カメラアシスタントはメモを忘れる心配がなくなり、DITは推測に頼ったデータ処理をせずに済むようになります。
    また、ディストーションとシェーディングの補正データは、レンズ特性記録用のグリッド撮影の手間を省き、ポストでの合成作業と背景ステッチングにかかる時間とコストを大幅に軽減できます。


  • より高い次元での一貫性

    Supreme Primeはすべてのラインナップにおいて、イメージサークル、色再現性、開放T値、大きさ、重量、操作性に一貫性を持たせた設計となっています。すべてのレンズが35mmフルフレームに対応しているだけでなく、イメージサークル径46.3mmのさらに広い領域までカバーしています。
    すべてのレンズでカラーマッチが取れているほか、シリーズの大半のレンズがT1.5の明るい開放値かつ前玉径95mmという小型設計を実現。フォーカスとアイリスのギア位置も統一されており、すばやいレンズ交換が可能なほか、軽量設計のため取り扱いも安全で快適です。さらに、Supreme Primeは過酷な環境下でも問題なく作動するフォーカス機構を搭載。低トルクのレンズモーターでも操作できるため、安心して撮影に臨むことができます。

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  • ツァイス スプリームプライム テクニカルデータ

    ラインナップ 絞り値 M.O.D. 前玉径 全長 重量 イメージサークル
    Supreme Prime 15/T1.8 T1.8-T22 0.35m/14" 114mm 149mm 2.24kg フル35mm
    Supreme Prime 18/T1.5 T1.5-T22 0.35m/14" 114mm 163mm 2.27kg フル35mm
    Supreme Prime 21/T1.5 T1.5-T22 0.35m/13.7" 95mm 119mm 1.5kg フル35mm
    Supreme Prime 25/T1.5 T1.5-T22 0.26m/10" 95mm 119mm 1.42kg フル35mm
    Supreme Prime 29/T1.5 T1.5-T22 0.33m/13" 95mm 121mm 1.61kg フル35mm
    Supreme Prime 35/T1.5 T1.5-T22 0.32m/13" 95mm 119mm 1.40kg フル35mm
    Supreme Prime 40/T1.5 T1.5-T22 0.42m/17" 95mm 121mm 1.49kg フル35mm
    Supreme Prime 50/T1.5 T1.5-T22 0.45m/18" 95mm 119mm 1.22kg フル35mm
    Supreme Prime 65/T1.5 T1.5-T22 0.6m/2' 95mm 121mm 1.63kg フル35mm
    Supreme Prime 85/T1.5 T1.5-T22 0.84m/2'9" 95mm 119mm 1.42kg フル35mm
    Supreme Prime 100/T1.5 T1.5-T22 1.1m/3'9" 95mm 119mm 1.58kg フル35mm
    Supreme Prime 135/T1.5 T1.5-T22 1.35m/4'5" 114mm 146mm 2.1kg フル35mm
    Supreme Prime 150/T1.8 T1.8-T22 1.5m/4'11" 114mm 146mm 2.1kg フル35mm
    Supreme Prime 200/T2.2 T2.2-T22 2m/6'7" 114mm 183mm 2.87kg フル35mm

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