angenieux Optimo Anamorphic｜スーパー35mmフォーマットシネレンズ

オプティモアナモフィックズームレンズは、アンジェニュー社がズームレンズで培った長年の経験に基づいて設計された新しいアナモフィックズームレンズのシリーズです。最新の光学技術を駆使して開発され、従来のアナモフィックレンズと比較して高画質化を実現しています。アナモフィックレンズの特徴である印象的なボケ味や質感とともに高い描写力を得られます。

アナモフィックレンズは、画面の横方向を1/2に圧縮して結像し、ポストプロセスでこれを2倍に戻すことで横長（2.39:1）のシネマスコープ映像を得るためのレンズです。通常のレンズと比べ横方向がより広い映像となりますが、マスターアナモフィックレンズは最新の光学技術を駆使することで、画面周辺部でも歪みや収差、解像度落ちや光量落ちなどの画質劣化の少ない映像を得ることが可能です。

アナモフィックの単焦点レンズ 3～7本分に相当する焦点距離をカバーするズームレンジで、リーズナブルなコストを実現しています。

Optimo Anamorphic（オプティモアナモフィック）ズームレンズの高倍率モデルでは、10倍ズームでありながら開放絞り値はT4.5に統一されており、リアオプティカルエレメント・FIZのリングを交換することでスフィリカルズームレンズであるOptimo 25-250mmに変換することができます。コンパクトモデルには、ワイドと標準ズームの2種類をラインナップしており、いずれのレンズも前玉外径は114mm、開放絞り値はT4に統一されています。M.O.D.（最至近撮影距離）は、0.65m（30-72mm）というクローズフォーカス撮影にも対応しているため、幅広い用途に使用できます。

各仕様の定義は以下の通りです。

絞り値：開放値から絞りの最大値
MOD：結像面からフォーカスが合う最短の距離
全長：マウント面から筐体前端までの距離
前玉外径：マットボックスを装着するレンズ筐体前端部の直径
重量：レンズ単品の重さ
イメージサークル：レンズメーカーが光学性能を保証する結像サイズの直径