アンジェニューの歴史
- 1964年
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1964年7月31日、レインジャーVII宇宙探査機により、月面が初めて近距離から撮影された。写真はアンジェニュー25mm f/0.95レンズでRCAビジコン管カメラで撮影。レインジャー計画(全9ミッション)は、NASAの有人機月面着陸の準備となった。NASAとアンジェニューは、ジェミニ計画とアポロ計画でも共同作業を続けた。
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- 1969年
- アポロ宇宙ミッション
1969年7月20日、アンジェニューレンズは人類最初の月面第一歩を捉えた。全時代を通じて最も多く見られたテレビ放送番組の一つアポロ11号のミッションは、小型、軽量、簡単操作の特殊ズームレンズが使用され、ウェスティングハウス製の25mmチップ装備のカメラに装着。アンジェニューは6倍12.5 - 75mmズームを25 - 150に変換し、宇宙空間の無重力下でも動作するよう改修した。アンジェニューは、通常の潤滑油では宇宙で蒸発しレンズを微細な霧で覆ってしまうので、機構アセンブリー用の特殊潤滑処理を開発した。レンズ表面処理の新方式を開発し、太陽放射から機材を保護する必要もあった。
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- リチャード・ニクソンと、WTTG-TVのロバート・ピーターソン記者。アリフレックスSと、アンジェニュー12 - 120ズーム
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- 1974年
- ピエール・アンジェニューは引退してスイスに移るが、会社の活動には関与し続ける。婿のジャン・モレが代わって工場の指揮を執る。その息子ベルナール・アンジェニューは、Opticam、ジュネーブ(アンジェニュー・インターナショナル)と、マイアミのアンジェニュー・コーポレーション・オブ・アメリカの社長として国際営業の責任者となる。
- 1977年
- ニクソン=フロスト・インタビュー
アンジェニュー15x18ズーム使用。
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- 1979年
- プロ用映画制作用とテレビ用新型ズームレンズの開発は継続する。アンジェニューは、世界最初のCCDカメラ・ホークアイ用のビームスプリッターを開発。NASAとの協力関係は続き、アンジェニューの機器はスカイラブの飛行や、アポロ=ソユーズ米ソ共同ミッションでも搭載された。
- 1985年
- 改良型25 -250 f/3.2 - f/4 HPレンズ
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- 25 -250 f/3.2 - f/4 HP(高性能)35mm用レンズを開発し1985年に発売。(おそらく、クックの改良型シネバロタール25 - 250 MkII T3.9に対抗)
ロン・デクスターASCは、大半の受賞CM作品にこのレンズを使用している。
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- NASA
アンジェニューはNASAとの協力関係を継続。2011年の最終飛行まで、全スペースシャトル(エンタープライズ、コロンビア、チャレンジャー、ディスカバリー)にカメラ機材としてアンジェニュー・ズームレンズが搭載された。