高性能なCarl Zeissシネレンズを最適な品質で
シネレンズのパフォーマンスが最適な状態であるかを知るには、そのレンズの性能を定量的に測定する必要があります。弊社では様々な機器を用いて、レンズがCarl Zeissの定める性能をクリアしているか否かを、数値を基準に判断することができます。これによりドイツ本国から遠く離れた日本にあっても、Carl Zeissシネレンズを最適な状態にメンテナンスすることができるのです。
長期にわたるご運用をしっかりサポート
ZEISSシネレンズは、長年の運用にも耐えうる頑丈堅牢な造りとなっています。20年、30年とご愛用頂いているレンズも珍しくありません。ただし、シネレンズはその精巧さから、適切なメンテナンスを施さずには高い性能を保ち続けることはできません。ナックは充実した技術と設備、これまで培ってきた知識と経験で、お客様のCarl Zeissシネレンズのご運用を高い水準でサポートしてまいります。
設備機器
ZEISS MTFテスターK8
3種類の異なる空間周波数のスリット光をスキャンすることでレンズのMTFを正確に測定するシステムです。レンズの光学的な性能がCarl Zeissの基準を満たしているかを定量的に確認することができます。
ZEISS Tストップテスター
レンズの明るさをEV値で確認可能な測定器です。黒いドーム内の積分光をレンズに通し、マウント側にあるセンサーで明るさを測定します。
ZEISSトルクテスター
レンズの可動リングの回転トルクを計測できます。操作性を保つだけでなく、レンズにメカ的な劣化や不具合が生じていないかを確認する指標になります。
ZEISS レンズデータテスター
レンズマウントの電気接点およびコネクタから、レンズデータが正しく出力されているかを確認できます。ARRI LDS方式、Cooke/i方式に対応しています。
レンズプロジェクター
レンズを通して暗室のスクリーンにチャートを大きく投影することで、ディストーションやシェーディングのほか、片ボケ等の不具合を確認することができます。
各種レンズ分解ツール
レンズの明るさをEV値で確認可能な測定器です。黒いドーム内の積分光をレンズに通し、マウント側にあるセンサーで明るさを測定します。
クリーンベンチ
フィルターを通した清浄な空気の中で作業することが可能です。主にレンズの分解組み立て時に使用することで、ダストの混入を防ぐことができます。