SOFTWAREソフトウェア

MOTIO

運動解析ソフトウェア

MOTIO

MOTIO(モーティオ)は、STT SYSTEMS社が開発しているバイオメカニクスに特化した運動解析ソフトウェアです。モーションキャプチャーデータを入力することで、運動学、動力学解析が可能です。また、レポート機能が充実しており「歩行」「サイクリング」「ゴルフ」「ジャンプ」「ランニング」といったさまざまな分析結果を即座にレポート出力できるのが特長です。

  • 各種モーションキャプチャーに対応

    MOTIO(モーティオ)は、多くのモーションキャプチャーシステムに対応しています。光学式モーションキャプチャー、慣性式モーションキャプチャーと連携することで3次元運動解析が可能です。また、ビデオカメラを使った2次元運動解析も可能です。MOTIOでは、各モーションキャプチャー向けに3つのモジュールが用意されています。

  • ■3DMA(スリーディーエムエー):3次元光学式モーションキャプチャー向けモジュール
    光学式モーションキャプチャーのマーカーデータを入力することで、3次元の運動学、動力学解析ができるシステムです。

  • ■iSEN(アイセン):慣性式モーションキャプチャー向けモジュール
    光学式モーションキャプチャーのマーカーデータを入力することで、3次元の運動学、動力学解析ができるシステムです。

  • ■2DMA(ツーディーエムエー):ビデオカメラ向けモジュール
    ビデオカメラの映像データを入力することで、2次元運動解析ができるシステムです。

  • 3DMA(スリーディーエムエー)

    3DMAは、MAC3D System、OptiTrack、VICON、NOKOVの光学式モーションキャプチャーデータを入力として、「歩行」「サイクリング」「ゴルフ」「ジャンプ」「ランニング」のレポートを出力できます。また、OptiTrack、VICON、NOKOVはリアルタイム接続ができるため、解析結果をリアルタイムにモニタリングできます。

  • iSEN(アイセン)

    iSENは、IWS、Delsys、Cometaの慣性センサーを接続することで、モーションキャプチャーが可能です。またiSENで記録したデータの動作解析も可能です。センサーを手、腕、脚などに装着し、最大400Hzのサンプリングで記録できます。3DMAと同様に、リアルタイムモニタリングも可能です。iSENは主に「人間工学」「リハビリテーション」「バイオメカニクス」の研究用途で使われています。バイオメカニクスでは、水泳の動作解析の事例もあります。

  • iSEN ・ COMETA IMUセンサーを使った水泳動作解析
    COMETAのIMUは、IPX7防水規格を有しているので、水泳の動作解析も可能です。iSENで水泳時のモーションキャプチャーを行い、そのデータを即座にレポート表示することができます。身体の3D表示とともに、関節角度、筋電データのグラフ表示が可能です。

  • 2DMA(ツーディーエムエー)

    2DMAは、1~2台のビデオカメラを接続することで、2次元の動作解析が可能です。被験者にはマーカーを付けてマーカー間の距離や角度を出力します。レポートでは、「歩行」「ランニング」「サイクリング」の出力が可能です。また、3DMA、iSENと同様にリアルタイムでモニタリングすることもできます。

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  • 3DMAの動作環境

    CPU Corei7(8コア以上)
    OS Windows10
    メインメモリー 16GB
    ストレージ 4GB以上(インストール容量)
    グラフィック ミドルエンドNVIDIA(DirectX 12対応)
    インターフェース USB(各モーションキャプチャーシステム接続に必要な数)

  • iSENの動作環境

    CPU Corei5(4コア以上)
    OS Windows10
    メインメモリー 8GB
    ストレージ 2GB以上(インストール容量)
    グラフィック ミドルエンドNVIDIA(DirectX 12対応)
    インターフェース USB(各慣性式モーションキャプチャーシステム接続に必要な数)

  • 2DMAの動作環境

    CPU Corei7(4コア以上)
    OS Windows10
    メインメモリー 16GB
    ストレージ SSD 2GB以上 (インストール容量)
    インターフェース USB(各ビデオ接続に必要な数)

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  • 自転車解析

    ビデオカメラを使用して2DMAにより、自転車運動解析が可能です。2DMAの自転車解析では、固定ローラー台に自転車を設置して、ビデオカメラで被験者を側面と後方から撮影します。人体の関節部分にマーカーを貼り付けて、マーカーをもとに各関節の角度を計算します。

  • レポート形式で被験者の運動状態を評価することができます。例えば、走行時の腰椎や骨盤のゆがみを算出し、数値や色で運動時の異常値、正常値を判断できるインターフェースになっています。また、ペダリング時の膝の角度、足首の角度、膝関節の軌跡をわかりやすくレポート表示できます。

    自転車解析は、3DMAでも可能です。ナックイメージテクノロジーが扱うモーションキャプチャーシステムMAC3D Systemを使用することで、シームレスにデータを入力することができます。3DMAでの計測は、固定ローラー台に設置した自転車を囲むようにMAC3D Systemのカメラを配置します。

  • MAC3D Systemで取得したマーカーデータを3DMAに入力することで、即座に運動学計算が行われます。身体の3次元角度と共に、被験者を3Dスケルトンで表示できます。ペダリング時の膝の左右差や、ペダリング時の足関節の角度、クランク角度の左右差をグラフで表示することも可能です。

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